〇改善内容
☑少しでも片足立ちができる
☑躓かずに足を振り出すことができる
☑自宅内を安全に一人で歩けるようになる
〇脳リハ式ステップアップメソッド達成項目
一人で屋内を歩ける
☑麻痺側で十分に支持することができる
☑疲れやすいが十分な休養で回復できる
☑歩行中に体幹が前後に傾かない
立位で○○が出来る
☑何も持たなくても立位保持ができる
☑視線を自由に移すことができる
☑足底全体で体重を支えている
☑上肢で何かをしても安定して立位保持ができる
○レビュー
基礎情報
年代:40代
疾患名:くも膜下出血
発症からの期間:2年
症状:左片麻痺
リハビリ期間:8カ月
リハビリ目標:自宅内で一人で歩けるようになる
利用メニュー:60日間改善プラン
利用回数:64回
○当ステーションご利用までの経緯
回復期病院でのリハビリ、訪問リハビリ等を含め継続したリハビリを行っているものの活動性が低く準寝たきりに近い状態となってしまったため、訪問リハビリの紹介にて当施設に来られる。
○初回体験時の状況
・活動性低下もあり立位保持の不安定性が顕著であった。
・足部の感覚が低下しており、足の着いている感覚がはっきりと分からなかった。
・歩行は介助下で可能であったが躓き等、転倒のリスクが高かった。
○リハビリ内容
・鍼灸と連動し、足部の感覚向上、足関節可動域向上を目指した
・歩行訓練の意欲が高かったため、歩行動作から各関節の動きの再学習を図った
・日々の活動性向上を目指すため自主リハビリの指導と臥床時間減少を家族に依頼した
○改善内容
・足部特に足底の感覚が向上し歩行時の「歩いている感覚」が向上した
・立位バランス及び動作時の集中力が高まり杖歩行屋内自立レベルとなった
・体力が向上し日中の臥床時間が減少した
・屋外歩行も装具を使用し見守りレベルで可能となった(今後は飲みに出かけることが目標)
○セラピストのコメント
少し時間はかかりましたが、足部の動きや感覚から状態が改善をし始め、歩行の安定性に上手く繋がりました。
離床時間を減らすことに時間がかかりましたが、リハビリ意欲向上に伴い活動性が向上し、屋外歩行も出来るレベルまで体力も向上しました。
無事に卒業となりましたが今後はご自身で更なる歩行訓練を重ねることで屋外の自立歩行も実現可能、そして活動範囲が大幅に増えると考えています。 今後の活躍にスタッフ一同期待をしております。